印稿②
2023年01月23日
そろそろ篆刻家教会の作品を作ろうと思い、撰文、印稿を作成。内容は鄭板橋の骨董についての詩である。要は無形でタダのものでも価値のあるものと、時間の経過や環境の変化と共に価値を失くしてしまうものの対比だ。
コレクターを否定するわけではないが(何故なら全世界の人間を敵に回すから)例えば自身の死後、それらの骨董品はどうなるのだろうか?しかし無形のモノであれば例えば诗や词はこの先ずっと残っていくし色々な人の教養となっていく。
自身も少なからず何点か骨董を買っている身なので複雑な思いである。何にしても教養とはタダで手に入るうえ、この上なく得られるものが大きいので頑張って勉強をしろと言うことだ。
因みに印稿は大分小篆体をデフォルメしたものである。基本は書作品とは違い方形の中に納めるのでやや扁平にしなくてはいけない。
また主要の線と收拾の線を組み合わせることが大事でこれにより静、動のバランスをとっている。